コスモファルコン用パレット
BANDAIのメカコレクション NO.12 コスモファルコン用パレットを作っています。
以前にコスモファルコンのパレットを作っている人のページを見ました。
1/72で作るのは大変そうだから、メカコレで小さいコスモファルコンが出たら作ってみようと思っていました。
NO.12 コスモファルコンが完成したのでパレットを作ってみることに。
しかし、やり始めると想像以上に大変です。
2015/02/01 資料収集。
設定資料とBDを見返してパレットの構造調べます。
設定資料を見るといろいろ修正しているので、考えながら直しているみたいです。
しかし、実際に立体化すると本当に考えているのかなぁと思うところが沢山あります。
BDを見ながら、ポーズしてTVを写真で撮って調べてみます。
・リボルバーが2連の構造になっているのだけど、射出口のハッチの上にある側のパレットはどうやってハッチに機体を降ろすのかな。
両面に機体が付いているとハッチに降ろせないと思うんだけど。
・パレットの機体を支えるリフトが後輪付近にしかないので前のめりになってしまうと思う。
当初は機首側にも有ったのが、スライドして下がれる機構の為に削除されたので、後輪側にしかない状態となっている。
リフトも磁力で機体を支えると有るが、機体は鉄で出来ているのか、電磁石が内蔵されているのか?
通常無重力になっているとはいえ、大気圏内や惑星離脱速度で飛んだら何十Gと掛かると思うが、磁力だけで支えられるのか?
・リフトの格納スペースも少ないのではないか?
両面に機体が同じ方向に付くので、リフトは両面の同じ場所にある。
パレットは1.2mの厚みと思われるがリフトの収納スペースは片側で50cmくらいでしょう。
機体の脚より長く伸びるリフトと電磁石の台座が入るのだろうか?
・機体を後方にズラす為のキャリアも設定の構造で移動できるのか?
コスモファルコンのエンジン底部はダクトが付いていて結構出っ張っています。
キャリアがダクトの下を通ったら、機体を持ち上げる為に上に伸びなければならない気がします。
2015/02/09 図面作成。
設定資料写真で撮って、ノートPCで表示してサイズを変更して、コスモファルコンの大きさに合わせます。
大体のサイズが分かったので、設定資料見ながら図面を作ります。
パレットとコスモファルコンの大きさはほぼ同じです。載せて廻すのだから少し余裕が有るべきと思って一回り大きめに作る事に。
コスモファルコンの全長が15.9mなので、キットが10cmなので1/159スケールです。
ほぼNゲージのサイズです。
4つ角はスリットと丸棒が入っていて、側面には三角のフィンが沢山有って作るのが大変そうです。
2015/02/11 天板作成。
作った図面から天板を作成。作ってみるとこれが結構面倒。
パネル割りが段々になっていて、ただ直線で引けばいいわけではない。
こんな所で段差付けないで真っ直ぐにすればいいのにとか。
1枚作るのに2時間かかった。これだけ作るのに計8時間もかかりました。
2015/02/22 側面作成1。
側面の厚さは約7.5mmなので、実際のパレットの厚さは120cmくらいでしょう。
1.2mmのブラ板で天板を作っているので、5mmブラ板を貼って側面を作ります。
4つ角にスリットが有るので、溝として残す為に、角部は1.2mmのブラ板を貼ります。
天板の丸穴の部分を0.5mmのブラ板で裏打ちして塞ぎます。
側面に三角のフィンを付ける部分は5mmしか高さが無いので作るのが大変そうです。
2015/03/01 側面作成2。
側面のスリットの作成です。厚さは約7.5mmで、上下1.2mmのプラ板を使っているので5mmくらいがスリットの高さ。
0.5mmの板を使うので三角形の長さは4mm。3mmの正方形を作って二等辺三角形を26個作成。微妙に大きさが違うなぁ。
0.5mmの板と三角形を貼り合せてスリット部作成完了。はみ出た所は後で削らないと。
2015/03/08 側面作成3、リフト、上下貼り合わせ。
側面のスリットをヤスリ掛けして高さを揃える。
リフトの部分をくり抜き、裏打ちして塞ぎます。
こんな小さい部分にリフトを作るのは大変そうです。
上下を貼り付ける前に角部がスリット状になるようにプラ板を貼り付け。
2015/03/15 角部、左右貼り合わせ、台。
3mmのドリルでスリット部に穴を開けて、角部にプラ棒を入れる。
左右を貼り合わすために、1.2mmのプラ板を1.2mm幅で切り出し角棒を作って貼る。
台を作成する為に図面作成、プラ板を切り出し4mmのポリキャップを入れる穴を開ける。
左右を張り合わせた後、コスモファルコンを置いてみると、リフトが開いた後輪のハッチの真下に来る。
これではリフトアップした状態が作れないと断念して、リフト用に開けた穴をプラ板で埋めなおしています。
プラ棒を入れた隙間をポリパテで塞ぐ。中央の角棒の周りにもパテを持って円柱にする。
台のプラ板を張り合わせて、エッジ部をヤスリで落とす。
大分形になった。ポリキャプを使っているので角度が付いた位置で停まってくれます。
100円ショップのケースに入りそうです。
2015/03/
22 サフェーサー吹き、筋彫り修正、スライダー作成。。サフェーサーを吹いて、筋彫りではみ出た所をチェックしてパテ埋め。
パテ埋めした所をペーパー掛けして修正する。また筋彫りをする。
数回サフェーサーとパテ埋めを繰り返して、最後は台座は黒のサフェーサーで塗装。
スライダーの図面を引いて作成。機首側の方が少し高いので図面より少し斜めになるように修正。
TVではスライダーは1個しか無いのだろうけど、リフトで機体を支えられないので、スライダーを2個作成。
磁力で固定されると有るが、腹下は武器庫になっているから、本当は無理っぽいね。
慣性制御、人口重力が作動しなくなった場合を考慮して、スライダーにはフックが有って機体を固定すべきではないかな。
2015/03/23 塗装、台固定。
スライダーの形状を設定に近づけるように修正。
全体をニュートラルグレー、影部をジャーマングレーで塗装。
トラジマの塗装をして完成。スライダーが腹下中央になる位置にセット。
な、なんと塗装色を確認しようとBDで冥王星での発艦シーンを見返したら、パネル割りが設定書と異なっている。
ジャッキが機体中央付近に変わっている。
やっぱり気がついたんだなぁ。
ここまで来て、パテ埋めやり直すかと悩んだけど、ジャッキがウェポンベイの下に来るので、
結局、その位置では強度不足とウェポンベイが開かなくなるので、直さない事にする。
コスモファルコンをスライダーに貼り付け。
篠原機と一般機なので上下で機体色が異なるから回っているのが分かりやすい。
やはりスライダーにジャッキアップ機構が有るのがいいのだと思う。
100円ショップのケースに台座を貼り付け。
動画gif
2015/3/23 更新